厳しさを全面に出して‥‥
今週は、1年目の社員の働き方に関する
話題が多かった。
先輩社員(若手)からは次のような意見が上がった。
・働く姿勢が受け身で、主体性がない
・新たに出来ることを増やそうとせず、
あわよくば何もせずに居ようとする
・言ったことしか、やらない
・頑張りたい、やりたい!と言うだけ
一方、1年目社員は次のような感覚を持っている。
・頑張って仕事を覚えている
・出来ることが増えてきた
・力になれていると感じることが増えてきた
・まだまだ、頑張る事がある
先輩社員が厳しい目で見ているのだろうか?
1年目社員が甘いのだろうか?
その擦り合わせを行ったところ、
やはり1年目が甘いのだろうという答えに
行き着いた。
1年目社員は、自分の力を過信している。
それは、先輩社員の根回しによって
1年目社員が実力以上に
見えてしまっていたからだった。
先輩社員に聞き取りをすると、
驚くような事実が判明した。
失敗してもすぐさまフォローして、
結果的に、失敗をしたのは自分のせいだ!
と思わせないようにしていた。
先回りして、90%準備しておき、
残りの10%をやらせて、
それが出来た事を褒めたたえていた。
心配なので、
責任のある仕事はやらせなかった。
失礼なこと、あり得ないことをしても、
指摘せず、笑ってやり過ごした。
…こんな具合だった。
誰も、1年目社員を成長させようとしていない。
失敗の機会を与えず、
気づく機会を与えず、
成長の機会を奪っていたことが分かった。
先輩社員と、次の事を共有した。
沢山失敗させよう!
失敗から学び、反省し、改善できるんだから。
もっと突き放して、もっとドライに
やるべきことをやらせよう!
先輩社員が代わりにやってあげるとか、
先回りしてやってあげるのをやめよう。
自分でやる機会を沢山与えよう。
自分にも出来る!と思える機会を
作ってあげよう。
説明させよう!
不意に質問して、理解しているかを
確認しよう。
失敗した時の報告も自分で説明させよう。
いい人をやめよう!
理解のあるフリをして我慢せず、
指摘できる人になろう。
問題があったら、その場で指摘して
その場で気づかせよう。
大人を育てる、って難しい。
でも、育てるからには
厳しさが必要。
もっと、意識して
厳しくしていこう。
人に厳しくするには、
自分にも厳しくする必要があり、
結果的に、自分も成長できるから。